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2014 代表メッセージ

2014年UCRCAは5つのプロジェクトを推進します。

2014年、日本は重要な分岐点に立っていると言えます。それは、歴史上例を見ない、少子・高齢・縮小社会が現実化していることです。それを束ねる国家は危機的な財政状況にあり、社会保障制度は、破綻が迫っているといえ、経済成長の復活はいまだ確実とはいえません。市場経済の現実の中で、国民の生活は持てるものと、持たざる者を、世代内での分断と、異なる世代間での分断を進行させています。さらには大災害の復興は遅々として進まず、人々に希望を与えることがますます困難になっています。そして数10年数百年にわたって解消することのない放射能汚染をかかえたまま、原子力発電に頼ろうとする、日本の政治とエネルギー政策。そして予測されるさらなる大自然災害に立ち向かわなければならない国土の課題。かつ地球的な規模の環境破壊を食い止めるための先進国としての責務も果たしていかなければなりません。

それらの挑戦すべき課題に対して、グローバルなレベルから、地域、国家、地方自治体、コミュニティーまで、国際的な政策から街づくり政策まで、国内政策と国外、グローバルな政策まで、複層的に絡み合うなかで、多くの関係者(ステークホルダー)の利害を解きほぐしつつ、誰が何を得て、何を失ったか、何を守り、何を変えるか、あらたに作るべきものと、消去し壊すべきものまで、優先性を問いながら、一つ一つのアカウンタビリティーを検証しなければ変革改革はできません。 民主主義社会において、この不可欠の作業とプロセスには膨大な情報と、それを研究し、分析評価し、改革する頭脳が必要です。その頭脳を組織的に収斂し、雇用する政策産業の存在が不可欠です。この点において、日本は全くの遅れをとっています。

UCRCAはそれらに対する解答ではありません。しかし、UCRCAは、誰が何を考えなければならないか、誰によって何がなされなければならないかを考え続け活動し続けます。そして政策産業の興隆に、微力は承知で、貢献するつもりです。

2014年UCRCAは5つのプロジェクトを推進します。

I. モンゴル・プロジェクト

モンゴルの市民社会の成長を継続して助けます。
ウランバートルのゲル・コミュニティーの改善の道を探ります。
モンゴルから介護を学び、働いてくれる人材の養成を目指します。

II.コミュニティー・データベースの構築。

高齢者、身障者のための住環境、コミュニティーのバリアフリーの指針を構築します。
被災地のコミュニティーの再興と女性のエンパワーメントの可能性を考えます。

III. NPOシンクタンクとDemocracy & Civil Society研究

日本型CBOとNPOシンクタンク論、1%政策評価資金について繰り返し提言します。
CBO、IFIの提言・研究と米国シンクタンク情報を提供します。

IV. 政策評価・政策分析、政策工学

社会のレジリアンス、移民政策、政策分析論など先駆的政策研究を取り上げます。
政策工学の構築を進めます。政策アナリストの養成を目指します。

V.宝塚シンクタンク研究会

宝塚シンクタンク研究会を継続して開きます。

VI.UCRCA アーカイブ

UCRCAの活動の基盤となるに論考、記事、論文等を出版物として蓄積します。

 

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更新日: 2014/01/16 -10:02 AM