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政策評価,政策分析,政策工学

米国シンクタンク産業の動向とプログラム評価

政策研究と評価は、デモクラシーにおける政策形成の基盤である。これを産業として確立することは、デモクラシーの発展に不可欠である。米国のシンクタンクを中心とする政策産業を概観し、その生産物としてのプログラム評価プロジェクトの近年の事例から、政策研究と分析評価が米国のデモクラシーを支えている一端を見、日本の成長戦略となりうる政策産業の振興を再度考察提起する。 <キーワード>シンクタンク産業、政策研究・分析、プログラム評価

米国の政策産業の近年の動向

1.1 産業発展の契機と展開

政策研究と分析、政策評価は、国の政策形成の基盤である。米国のシンクタンクを中枢とした政策形成はこの10年特に強靭なものとなっている。この背景には政策産業と市場が、確固とした経済セクターを築いていることにある。この政策研究評価は、政府内での政策分析機関と政府外の民間独立NPOシンクタンクと公共政策系大学院によって担われており、政策研究と評価に従事する政策専門家に雇用の場を提供している。この産業を強化し、けん引するのは、根本的には米国のデモクラシーと革新への社会的理念に基づく。
米国の政策評価産業の発展にはいくつかの契機がある。1970年代以降この産業と市場はプログラム評価を中心として、政策分析、予測、推計、評価の手法、マクロ、ミクロの予測、指標開発等を積み重ね、具体的な政策と施策の形成と改善に影響を与えてきた。政府内の政策分析機関と政府外の、非政府、民間非営利、営利組織シンクタンク、大学等高等研究機関は、政府資金と、個人、企業、財団等の膨大なフィランソロピー資金によって政策研究と評価を行ってきた。(これについては昨年度評価学会の「米国の事業費の1パーセント政策評価保留の歴史的意味」参照されたい。)

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更新日: 2014/11/20 -02:33 PM