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リハビリテ―ション病院の生活記録

高齢者は加齢にともなう病いの結果、完全な回復には至らず、身体障害を持つことになり、車いすを含めて、様々な介護を必要とするようになります。障害のレベルによって異なりますが、介護を出来る限り低減し、自立的な生活が出来るようにすることは、本人にとっても周りの人々にとっても望ましいことです。 私は、2000年に最初の脳血栓、脳幹部血管腫で倒れましたが、手術を受け回復期リハビリテーションによって、車いすで公共交通機関を使用し、自立的に動ける生活を獲得しました。しかしその後、4年から5年ごとに病状の再発を繰り返し、2015年にも血管腫出血をみて、東大病院脳神経外科での手術治療を受けました。そのあと東京の回復期リハビリテ―ション病院で5か月のリハビリテーション訓練を受けました。2016年4月現在、障害は明らかに増えていますが、可能な限り自立的生活を目指しています。そこで回復期リハビリテーションとは何か、その意義を考え、今後高齢社会における医療と介護サービスの制度と政策を検討する、基礎的データのひとつとして示してみたいと考えます。

回復期リハビリテーション病院における日常生活の意義と成果

昨年、私が入院したリハビリテーション病院は平成27年3月にオープンした新しい病院です。ここではリハビリテーション室におけるリハビリテーションに加えて、患者は起床から就寝まで病棟や病室で『立位と移譲』、排尿・排便及びトイレの利用、食事、食後の薬の服用、食後の3度の歯磨き及び入れ歯洗浄、シャワー浴等の日常の生活を営みます。 特に、ここで述べた、排尿・排便及びトイレの利用の管理、食事の管理、薬の服用の管理、食後の歯磨き及び入れ歯洗浄の習慣、定期的なシャワー浴などの生活習慣を70歳から100歳近い高齢者がここで身につけて帰ることは、回復期リハビリテーション病院へ入院したことにより得た成果ですが、リハビリテーション室で行う理学療法士、作業療法士、言語聴覚士から受けるリハビリテーションの成果をこれに加えると、高齢者は回復期リハビリテーション病院へ入院したことにより、退院後の高齢者の生活に必要な身体状況の改善と生活習慣の習得という2つの成果を得たことになります。

 

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更新日: 2016/04/30 -12:48 PM