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2021.02 椿だより4 車は生活必需品

全国的に新型コロナウィルスの感染が広がり、収束が見えません。一年で一番寒い今の時期、お天気だけでなく心も冷え込んでしまいます。
今回の冬の気温は平年並みという事ですが、前の冬が暖冬だったせいかとても寒く感じます。

2021年2月
全国的に新型コロナウィルスの感染が広がり、収束が見えません。一年で一番寒い今の時期、お天気だけでなく心も冷え込んでしまいます。
今回の冬の気温は平年並みという事ですが、前の冬が暖冬だったせいかとても寒く感じます。
気仙沼大島は雪が多い地域ではなく、積もる事は少ないのですが、今冬12月から1月にかけては、朝起きると雪景色…という日が何度もありました。
雪が降ると、車に積もった雪を下ろし、私道の雪を掃いてから出掛けます。公道は、早朝に融雪剤が撒かれて溶けていることが多いのですが、運転には気を使います。

大島だけでなく気仙沼市全体が、車が無ければ生活が出来ません。
冬は寒さもありますが、強い風が吹くことも多く、そんな日は歩いて出掛けるには勇気が必要です。
冬でなくても、平日に島内の道路を歩いている人は少なく、学校に通う生徒さん、愛犬の散歩や、健康のためのウォーキングをしている方を見かけるくらいです。

一昨年の春に気仙沼大橋が開通するまで、大島島民が市の中心部へ通勤するためには、島内のフェリー乗り場まで自家用車で行き、港のそばの駐車場に車を停めてフェリーに乗りました。そしてフェリーが気仙沼港に着くと、借りている駐車場まで歩き、停めてあるもう1台の自家用車に乗って出勤する、というパターンでした。なので通勤している多くの島民は、車が2台必要でした。
島内の移動もほとんど車なので、一家に車が3台というのは普通でした。我が家も、私が東京から大島に帰ってきてからしばらくの間は3台の車を所有していました。
なんとも不便で経費のかかる生活ですね。

橋が架かってからは、通勤に2台必要な状況は解消されて、1台の車で市の中心部への通勤や、買い物に出掛けられるようになり、大島の島民にとっては大きく生活が変わりました。
格段に便利になりました。大きな荷物を、苦労してフェリーに積みこむ事も無くなりましたし、我先にフェリーを降りてタクシーで病院に向かう、ということも無くなりました。

自動車免許を持たない高齢者のみの世帯は、移動手段が限られて大変だと思います。
島内はバスも走っていますが、それだけでは用事は足せません。ちょっとそこまで歩いて…という範囲には買い物をする商店がありません。バスは、市の中心部まで運行しているのですが、本数も少なく、バスが走っている公道までは歩かなければなりません。雨や雪が降ったりすると、買い物や通院にもとても不便で不安です。そして大島では、家庭ごみを集積所まで運ぶのにも車が必要なのです。
少子高齢化社会の縮図だと感じます。今後は日本全体の問題になっていくのでしょう…。
誰もが歳をとり、いつかは車を運転することも出来なくなります。そうなっても明るく穏やかに暮らせるように、少しずつ生活の仕方を考えていかなければ…と道の雪を掃きながら空を見上げました。

お天気が穏やかであれば、景色を眺めながら歩く大島はとても気持ちが良いです。たとえコロナ禍であっても、歩くだけで心が癒されます。暖かくなったらどんどん歩こうと思います。
春が待ち遠しいです。

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更新日: 2021/02/03 -01:06 PM